山猫 VS HDD 総集編
2007年 01月 10日
これは六日?くらいからエラー率のあまりの高さに業を煮やし、HDDを完全フォーマットすることを決めた山猫の戦いの記録である(ミクスーで軽く書いてたから総集編
山猫は悩んでいた。それは日頃からのPCのあまりのエラー率の高さである。だが、普通に使う分には大きな問題があるわけではない。少々エラーは出るが、ワード、エクセル、パワーポイント、IE、FFなどはまだまだ許容の範囲内だ。
では、問題はどこにあるのか?それはゲームをしているときだ。一般の人ならこう思うだろう。「ゲームならいいじゃないか。ほかのは正常なんだろ?」
だが、そうではない。ゲームだからこそ問題があるのだ。
よく考えてほしい。オフィス系列のソフトには自動セーブ機能や、復旧機能が標準装備されている。現在ではFFの最新VERにもセッションの復旧が標準装備されている。仮にIEやほかのブラウザを使っていても履歴をみれば巡回していたサイトにすぐに辿り着けるだろう。
しかしゲームにそれはない。オンラインゲーム・・・それはセーブが出来ない、言ってみればリセットが利かない人生と同じ・・・一瞬のエラーが死を招く世界だ。
想像して欲しい。通勤時間に電車が止まったときを。
想像して欲しい。急いでいるのに車のバッテリーがあがっていたときを。
想像して欲しい。急げば間に合うところで、誰かにぶつかりコケたときを。
そう、それは怒り。そしてその後にくる虚脱感と虚無感・・・・
それは人生におけるエラーと等しいほどの価値を持つのである。
そして、山猫のPCのエラーの多さは常軌を逸していた。日に1度、2度ならなんてことはない。日に5、6度、いやそれ以上の回数でのエラー。
これはパンヤをやった人間にしか分からないかもしれないが、好調にホールを回っているときにエラーで叩き落される衝撃。物理的に表現するならば、4階のベランダから植木鉢が落ちてきたり、もしくはビルの上から「I CAN FLY !」することと等しい衝撃。
まさに外d 基、地獄である。
「このままでは精神がもたないっ!!」
というかパンヤの強制終了率がもたない。6%とかマジ限界である。
「一年の計は元旦にあり」
昔の人は良いことを言ったものである。山猫はその言葉に従うことにした。
そう、つまりそれは・・・・・
「HD(ハードディスク)の物理フォーマット」
無論、この世からフォーマットするわけではない。
本来のフォーマットが、データを消したことを認識させるだけに対して物理フォーマットとは真の意味でのフォーマット。データをすべて「0」で書き込み、エラーも吹き飛ばす。それが物理フォーマット。
だが、当然ながらこれを行うにはそれなりの時間と技術が必要になる。たとえば要領を圧迫している、ここにはとても書けないよーな大量のデータ類だ。
以前までの山猫ならこの大量のデータを前にただただ愕然とするしかなかった。山猫が2つPCをもっており、それをルータでつないでいようともだ。
しかし、それはあくまでも以前の話だ。今の山猫は違う。手に入れたのだ。データを焼く力・・・そう、マルチDVDドライブ!
年末の在庫一掃セールで6000円で手に入れた心強い武器だ。
山猫はとりあえず使っていないデータを焼くことにした。すべてだ。
その量11GB。DVDで約3枚。
焼いた。山猫は焼いた。データ要領に注意を払い、古かったレコーダーも最新版にアップデートした。オンザフライの弱点に気づかずに苦汁もなめた。しかし、ついにはやり遂げた。その間にほぼ一日を費やすことになったが。。。。
さらに残ったデータを別のPCに移すことでついにHDをフォーマットするときが訪れた。
「・・・・さらばだ」
山猫はフォーマットシステムをいれたFDをドライブに入れ、「再起動」のボタンを押した。
ウィンドウズのシャットダウンの音、続けて・・・
カラカラ。。。。
HDが回る音、そしてboot from FD
無機質でおよそ飾り気がない画面。それはもっとも初期のウィンドウズやMS-DOSと同じ画面。。。。。そこに表示される英字を読み解き、エンターを押していく。「YES」「YES」「YES」。
しつこいほどの問答のあと、ついにHDがうなりをあげて回り始めた。
進む数字、徐々に消されていくHDの中身。
驚くべきスピードで進んでいくセクタの数にどこか物悲しいものも感じながらも、山猫は待った。そのすべてが消え去るまで、1からすべてをやり直すために。
・・・・・・やがて静寂が訪れた。ファンは回っているが、静寂が訪れた。
「終わったか・・・」
すべてが消えたのだ。何もかも。HDの中に格納されているデータはすべて「0」。何もないという意味の「0」。
何かひとつをやり遂げたかのような達成感・・・だが、まだ終わりではない。本当の戦いはこれからだ。
山猫は自分の引き出しの最下段に入れてある大量のディスクを取り出した。
「リカバリディスク」
「さぁ、戦いはこれからだ・・・!」
山猫はドライブを開け、ディスクを入れた。システムが起動し、消し去られて真っ白になったHDに新たなデータを書き込んでいく。そこに書き込まれるのは「1」と「0」のデータ。しかし、確かに意味のある「1」と「0」。有と無。それがすべてを作り出す。
ディスクを取り替えろという英語での命令。山猫はそれを機械的に実行する。
入れ替え、エンター、回り始めるディスク
それを2回ほど行い、ついにリカバリが終わる。
ディスクを取り出して、再起動を行う。
・・・・・・・
見慣れた画面が現れる。ブルーを基調とし、ややグラデーションがかかった丸っこいデザインの目立つ画面・・・・グラデーションにしろ、デザインにしろ何かと安っぽいが、それでも今まで見てきた真っ黒の画面に比べれば幾分もよく見える。美しい青・・・・
そう、帰ってきた。もう一度ここからはじめればいい。データは手元にある。
「さぁ、アップデートだ!!!」
ご愛読ありがとうございました。山猫先生の次回作にご期待ください。
( ´ー`)フゥー...
( ゚Д゚)あー疲れた!
いくらヒマだからってこれはやりすぎたw
なんとなくノってしまい、小説風に書いてみたりなんたり。
しかし長いなコレ・・・・
まぁこの後も後日談とかるんだけども、時間がないのでこの辺で(ぁ
マジで最後まで読んでくれた人さんくーすb
山猫は悩んでいた。それは日頃からのPCのあまりのエラー率の高さである。だが、普通に使う分には大きな問題があるわけではない。少々エラーは出るが、ワード、エクセル、パワーポイント、IE、FFなどはまだまだ許容の範囲内だ。
では、問題はどこにあるのか?それはゲームをしているときだ。一般の人ならこう思うだろう。「ゲームならいいじゃないか。ほかのは正常なんだろ?」
だが、そうではない。ゲームだからこそ問題があるのだ。
よく考えてほしい。オフィス系列のソフトには自動セーブ機能や、復旧機能が標準装備されている。現在ではFFの最新VERにもセッションの復旧が標準装備されている。仮にIEやほかのブラウザを使っていても履歴をみれば巡回していたサイトにすぐに辿り着けるだろう。
しかしゲームにそれはない。オンラインゲーム・・・それはセーブが出来ない、言ってみればリセットが利かない人生と同じ・・・一瞬のエラーが死を招く世界だ。
想像して欲しい。通勤時間に電車が止まったときを。
想像して欲しい。急いでいるのに車のバッテリーがあがっていたときを。
想像して欲しい。急げば間に合うところで、誰かにぶつかりコケたときを。
そう、それは怒り。そしてその後にくる虚脱感と虚無感・・・・
それは人生におけるエラーと等しいほどの価値を持つのである。
そして、山猫のPCのエラーの多さは常軌を逸していた。日に1度、2度ならなんてことはない。日に5、6度、いやそれ以上の回数でのエラー。
これはパンヤをやった人間にしか分からないかもしれないが、好調にホールを回っているときにエラーで叩き落される衝撃。物理的に表現するならば、4階のベランダから植木鉢が落ちてきたり、もしくはビルの上から「I CAN FLY !」することと等しい衝撃。
まさに外d 基、地獄である。
「このままでは精神がもたないっ!!」
というかパンヤの強制終了率がもたない。6%とかマジ限界である。
「一年の計は元旦にあり」
昔の人は良いことを言ったものである。山猫はその言葉に従うことにした。
そう、つまりそれは・・・・・
「HD(ハードディスク)の物理フォーマット」
無論、この世からフォーマットするわけではない。
本来のフォーマットが、データを消したことを認識させるだけに対して物理フォーマットとは真の意味でのフォーマット。データをすべて「0」で書き込み、エラーも吹き飛ばす。それが物理フォーマット。
だが、当然ながらこれを行うにはそれなりの時間と技術が必要になる。たとえば要領を圧迫している、ここにはとても書けないよーな大量のデータ類だ。
以前までの山猫ならこの大量のデータを前にただただ愕然とするしかなかった。山猫が2つPCをもっており、それをルータでつないでいようともだ。
しかし、それはあくまでも以前の話だ。今の山猫は違う。手に入れたのだ。データを焼く力・・・そう、マルチDVDドライブ!
年末の在庫一掃セールで6000円で手に入れた心強い武器だ。
山猫はとりあえず使っていないデータを焼くことにした。すべてだ。
その量11GB。DVDで約3枚。
焼いた。山猫は焼いた。データ要領に注意を払い、古かったレコーダーも最新版にアップデートした。オンザフライの弱点に気づかずに苦汁もなめた。しかし、ついにはやり遂げた。その間にほぼ一日を費やすことになったが。。。。
さらに残ったデータを別のPCに移すことでついにHDをフォーマットするときが訪れた。
「・・・・さらばだ」
山猫はフォーマットシステムをいれたFDをドライブに入れ、「再起動」のボタンを押した。
ウィンドウズのシャットダウンの音、続けて・・・
カラカラ。。。。
HDが回る音、そしてboot from FD
無機質でおよそ飾り気がない画面。それはもっとも初期のウィンドウズやMS-DOSと同じ画面。。。。。そこに表示される英字を読み解き、エンターを押していく。「YES」「YES」「YES」。
しつこいほどの問答のあと、ついにHDがうなりをあげて回り始めた。
進む数字、徐々に消されていくHDの中身。
驚くべきスピードで進んでいくセクタの数にどこか物悲しいものも感じながらも、山猫は待った。そのすべてが消え去るまで、1からすべてをやり直すために。
・・・・・・やがて静寂が訪れた。ファンは回っているが、静寂が訪れた。
「終わったか・・・」
すべてが消えたのだ。何もかも。HDの中に格納されているデータはすべて「0」。何もないという意味の「0」。
何かひとつをやり遂げたかのような達成感・・・だが、まだ終わりではない。本当の戦いはこれからだ。
山猫は自分の引き出しの最下段に入れてある大量のディスクを取り出した。
「リカバリディスク」
「さぁ、戦いはこれからだ・・・!」
山猫はドライブを開け、ディスクを入れた。システムが起動し、消し去られて真っ白になったHDに新たなデータを書き込んでいく。そこに書き込まれるのは「1」と「0」のデータ。しかし、確かに意味のある「1」と「0」。有と無。それがすべてを作り出す。
ディスクを取り替えろという英語での命令。山猫はそれを機械的に実行する。
入れ替え、エンター、回り始めるディスク
それを2回ほど行い、ついにリカバリが終わる。
ディスクを取り出して、再起動を行う。
・・・・・・・
見慣れた画面が現れる。ブルーを基調とし、ややグラデーションがかかった丸っこいデザインの目立つ画面・・・・グラデーションにしろ、デザインにしろ何かと安っぽいが、それでも今まで見てきた真っ黒の画面に比べれば幾分もよく見える。美しい青・・・・
そう、帰ってきた。もう一度ここからはじめればいい。データは手元にある。
「さぁ、アップデートだ!!!」
ご愛読ありがとうございました。山猫先生の次回作にご期待ください。
( ´ー`)フゥー...
( ゚Д゚)あー疲れた!
いくらヒマだからってこれはやりすぎたw
なんとなくノってしまい、小説風に書いてみたりなんたり。
しかし長いなコレ・・・・
まぁこの後も後日談とかるんだけども、時間がないのでこの辺で(ぁ
マジで最後まで読んでくれた人さんくーすb
by eternal-d-soul
| 2007-01-10 03:17
| 日記&雑記